患者さんからの質問

”改善のため”に患者さんからよく聞かれるQ&A

『腰痛のために毎日ストレッチをしていたら、痛みが増し坐骨神経痛が出てしまったのですが…』

【回答】<痛みのある場所=体が悲鳴を上げている場合>であり手当てが必要にもかかわらず<痛み=筋肉の低下>と判断し、痛みを耐えながら運動やストレッチをしている方がいます。
ズレている骨にねじれや圧力が加わって《椎間板ヘルニア・頚椎ヘルニア》になる危険性や軟骨のすり減り・変形を進行させてしまう事もあります。
また筋肉のバランスが左右違う人は(同じ様にひねっているつもりでも利き側の筋肉が発達しているため、自然と力が入りやすく)ひずみが大きくなり痛みやしびれが出やすくなります。腰痛を改善するためには、まずは鍛えるよりも矯正をお勧め致します。

『筋肉がないから痛みが出るのかしら?』

【回答】当院には「スポーツジムに長年通って鍛えても、腰痛と股関節痛が治らない。」方や「週3回のテニスを6年やっているけれど、腰痛・肩こりが辛い。」など、筋肉質の方でも多く来院しています。
逆に70~80代のほとんど筋肉がない女性が、「耳鳴りさえなければどこも悪くないのに…」などと言う方もいることから、痛みの原因が「筋肉がないから…」でない事が分かります。

もちろん筋肉は大切ですし筋肉があるほど悪い部位の負荷の軽減にもなりますので(治療終了後に)、お体の状態に合わせて無理なく鍛えて頂くと良いと思います。

『ギックリ腰を起こしたら、すぐに来た方が良いですか?』

【回答】ギックリ腰の(内部の)炎症については表面からの見極めが難しい事が多いのですが、もしも起こしている場合に当日矯正をして、一時的に楽になった様に思えても数時間後には痛みが戻ることがよくあります。
ですので、痛みがひどい場合にはまずはご自宅で安静にして(3日目くらいまでの激痛には) 冷シップを小まめに貼り替え炎症を落ち着かせる事が大切です。
<鈍痛に変わってきたら>温シップやホカロン等で温めて血流を良くする事で"痛みの物質"を散らします。
<5日~1週間後に>矯正すると良いでしょう。

注意
高熱・吐き気がある場合や横になってもひどい激痛が治まらない場合は、急いで病院へ行きましょう。

『72歳の主婦ですが、よくなりますか?』

【回答】来院される高齢の方で、80代でも若い方と同じくらいの回数で素晴らしい回復をされる方や、回数は倍以上かかっても一歩一歩良くなられる方もいらっしゃいます。
しかし正直な所、やはり65歳を過ぎると体全体のこわばりが強く、骨のねじれも固まってしまっている方もいます。
また、内臓の機能が低下していたり、大きな病気によって治癒力・回復力が落ちてしまっていると、お体がついて行かず順調に進まない方もいます。改善してさしあげられないのは、本当に辛く胸が痛みます。
ですので、私の力の範囲内で無理そうな方には出来るだけ早めに(初回の問診又は触診時に判断つく場合も)お話をさせて頂いております。

『一度改善したら戻らないですか?』

【回答】施術終了後、一年以上経っても良い状態を保てる方も多いですが、その方の仕事内容(重い物を持つ方の腰痛・パソコン仕事の肩こりなど)や趣味のスポーツ・生活内容によっては時々お体のメンテナンス(お手入れ)をされたほうが良い方もいらっしゃいます。
体調維持・病気予防のためにもお体に合わせてご利用頂けたらと思います。

『「再発」しない様気をつける事とは?』

【回答】体のひずみを作らないためには、仕事での片寄った姿勢・傾いたイスの座り方やカバンを持つ時のバランスを考えるなどを気をつけて頂くと良いでしょう。お体の弱点を診てアドバイスさせて頂きます。
(注)やめましょう!!
(子供を)背中や腰等に乗せ、踏んでもらう行為
うつぶせ寝/立て肘枕/女性の横座り
(高すぎる、低すぎる)枕や腰が沈む布団
(力を加えて骨をズラしてしまう)健康グッズ
筋力のバランスが悪く弱い部位に負荷がかかるヨガ・ストレッチ・ジムのマシーン

『症状が良くなったのですが、薬は止めてもいいですか?』

【回答】矯正後、症状が出なくなっても、病院の医師の指示に従って下さい。
良い状態が安定してくればお薬の量が減らされたり、「お薬はもう飲まなくてもいいです。」と言う判断を頂ける事と思います。
自己判断に気をつけ、病気の内容によっては病院と併用しご来院いただく事をお勧めいたします。


『精神的ストレスや疲労等の原因からくる不調は良くなるのですか?』

【回答】ストレスや疲労・冷えや緊張した時などは、自分では無意識のうちにも筋肉は縮みます。そして血管・神経管・リンパ管も縮むため流れが悪くなります。その時に、(過去の)ケガ・事故・スポーツなどによって出来たゆがみのある場所は流れがもともと悪いため、筋肉のこわばりが強くなるとつながる先に不調が出やすくなります。
また、風邪の菌が体内に入ると、はね返す抵抗力がなく炎症が起きやすくなります。これらの悪循環によってこわばった筋肉は自力ではゆるまずに更にひずみが大きくなり長引いてしまう事もあります。ですので内臓につながる不調の元のひずみやゆがみを解消するとストレスなどの要因が加わってもはね返す力がついて、症状は出にくくなります。

『子供でも矯正出来ますか?』

【回答】『子供でも矯正出来ますか?』小さな子供ほど大人と比べると、骨も小さく細かな筋肉の流れなどの状態が分かりずらいため、体の大きさが標準の小学一年生くらいのお子様から矯正させて頂いております。しかし約30分間じーっと静止出来るお子様でないと、矯正が出来ない事がありますので、来院前にお話し頂けると助かります。


『冷やした方が良いもの、温めた方が良い場合とは?』

【回答】『冷やした方が良いもの、温めた方が良い場合とは?』まず急性の痛みは(炎症や内出血、筋肉が熱を持っている場合が多いので)インドメタシンの入った冷シップを約3日間(1日に3~4回)貼りかえて下さい。そして痛みが激痛から(慢性の)鈍痛に変わってくる3~4日目頃から、ホカロンなどで温めて血流を良くして"痛みの物質"をちらしましょう。
(注)例えば、今まで感じた事のない腹痛が盲腸の場合、温めてしまうと炎症が進行して腹膜炎を起こしてしまいますので、自己判断に気をつけましょう。(内出血も温めると出血が止まらず悪化します。)


2024.04.27 Saturday